薬剤師向け新型コロナウイルス対策特設ページ

新型コロナウイルス感染拡大に対する取り組み-その⑪

新型コロナウイルス感染に伴い外出時のマスク着用が当たり前になっていますね。商業施設などではマスク着用でないと入店できないお店も見かける様になりました。そんな中新たに懸念されることがマスク着用による「熱中症の増加」です。今まで日本では夏場にマスクを着用するといった習慣はほとんどなかったと思います。今回のケースでは夏場でもマスクの着用が日常化することが十分に考えられます。マスク着用による熱中症のリスク増加には医学的な根拠が明確に出ているわけではないが、「マスク着用により体内に熱がこもりやすくなる」「マスク内の湿度が上がって喉の渇きを感じづらくなる」との指摘もあります。夏場の熱中症対策は毎年薬局からの注意喚起が必須ですが今年はより広い範囲への注意喚起、情報発信が必要になりそうです。当薬局でもO T Cコーナーに「マスク熱中症対策」の売り場を設置、対策方法などを掲示する取り組みを開始しました。重要なことは「体力作り」、「適切な時間帯での適度な運動」、「適切な水分補給」です。新型コロナウイルスへの対応で逼迫する医療現場への負荷を高くしないためにも薬局からの呼びかけを積極的に行う必要があります。

2020.05.19

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